一家の大黒柱である夫の収入が少ないと悩んでいる主婦の方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
現代社会は、終身雇用制が崩れつつあり、一度就職した会社で一生働き続けられる保障は以前ほど確実でない、と言っても過言ではないでしょう。

転職するという方法を取った際、給料が上がる人もいますが、逆に下がる人もいて、このことで夫婦喧嘩になることも多いです。
今回は、稼ぎが少ないという悩みの中身と、それに対する解決法を考えていきたいと思います。

夫の稼ぎが少ない主婦の悩み

夫の稼ぎが少ないために、「お金がない」と感じるのは、いくつかの理由があります。

収支バランスが悪い

収入は人並みか、または人より多いくらいだけれども、支出も多い。
または、生活レベルは平均なのに、収入が少ないため、お金がないと思ってしまうというケースです。

手取りに対して支出が多い

毎月入って来る給与に対して、出ていく支出が多ければ、たとえ給与が高かったとしても、稼ぎが少ないと感じてしまう人もいるでしょう。
支出が多くなる原因としては、次のようなことが考えられます。

生活水準が高い

生活水準とは、「ある国や社会階層など、特定の社会集団の生活内容・生活状況の程度を総合的かつ量的にとらえようとする指標・概念」(Wikipediaより)を言います。

分かりやすく言うと、「人間としての暮らしやすさのレベル」と言えます。

生活水準が高い人は、たとえばインスタ映えを気にして豪華な外食を繰り返したり、海外旅行に行く回数が多かったり、歩ける距離なのにいつもタクシーを使ってしまったりという行動に出てしまう傾向が見られます。

少し稼ぎが増えると、つい気が大きくなってしまって、それ以上に使ってしまうことは、誰でもあるかも知れません。
しかし、それが常習的に続くと、生活水準を落とすのが難しくなります。

無駄使いが多い

無駄使いは、自覚がないことも多いので、生活での行動を思い返してみる必要があります。

例えば、電気や水などの止め忘れ、食料を使いきれずに腐らせて捨ててしまう、バーゲンなどで服を大量に買っても全く着ない、車のエンジンをつけっぱなしにする、などです

一つ一つの行動では些細な金額でも、毎日積み重なるととても大きな金額になります。

浪費してしまう

このケースで最も多いと考えられるのが、買い物でのストレス発散です。

物を使うことが目的ではなく、買い物そのものが目的になると、買っただけで満足してしまい、タンスの肥やしになりかねません。

ストレスが溜まっていると、普段では手を伸ばさないような金額の商品もつい買ってしまうものです。

夫の稼ぎが少ないことで主婦にどのような悩みがあるのか

夫の稼ぎが少ない・または収入に対して支出が多いと、具体的には主婦にどのような悩みが生まれるのでしょうか。

家庭の数だけ悩みのケースがありますが、その一部をみてみたいと思います。

悩みの体験談1

夫の収入が、手取りで約20万円。
その中から、賃貸住宅の家賃・水道光熱費・食費・通信費・生命保険などを払うと、ギリギリ赤字にはならないものの、毎月確実に貯金ができるとは限らない。

子供が生まれたばかりで、妻もすぐに働くことはできない。
また、万が一臨時出費があると、出せるお金がほとんどないので困ってしまう。
今は車を持っていないが、この先に軽自動車を1台購入したいと思っている。

また、子供の教育費も貯金しないといけないし、ゆくゆくはマイホームを購入したい。
マイホームは、戸建て・マンションどちらでも大丈夫で、状態が良ければ中古で検討したいと考えている。
ただ、現状を考えると、頭金を貯めるのに相当な年数がかかるので、先の見通しを立てられないでいる。

悩みの体験談2

夫の収入は、手取りで約40万円。
平均収入より、多くもらえている方だと思っている。
しかし、それ以上に支出が多いので、家計のやりくりに苦労している。
具体的には、夫の仕事上の飲み会が多く、週の半分くらい参加している。
1回の飲み会で10,000円ほどかかるので、回数を減らしてほしいと何度もお願いしている。
しかし、夫は営業職のため、取引先への営業からそのままお店へ向かうことも多いようで、回数を減らすとそのまま業績ダウンになると言われ、首を縦に振らない。
もちろん、会社から飲み代が出ることはなく、全額自己負担なので、家計を圧迫する一方の状態が続いている。

悩みの体験談3

夫は、ガンとうつ病を患い、長らく休職していた。
高血圧の持病もあるため、住宅ローンの3大疾病の特約(ガン・脳卒中・心筋梗塞のいずれかにかかると、ローンの支払いが全額免除される)をつけることができず、住宅ローンはずっと返済していかないといけない。
今は復職し、なんとか毎日通勤しているが、主治医からまだ残業の許可が下りない。
以前は、残業代だけで月10万円以上もらえていたが、それができないので貯金を取り崩している。
その貯金も、そろそろ底をついてしまうので、もっと節約しないといけないが、食事内容に十分気をつけないと夫の体調がまた悪くなってしまうので、食費はあまり削りたくない。
水道光熱費もこまめにチェックし、決して使い過ぎてはいないが、全く余裕がない。
妻もパートで働いているが、平日の学童は勤務時間的にちょっと条件が…と行政から言われ、平日は学童保育に預けられず、実家も遠い。
また子供も持病があるため、学校や病院の時間に合わせて勤務を調整しないといけないので、保育園の時よりもパート収入が減ってしまった。

いずれの悩みも、夫は頑張って働いてくれていますが、お金の悩みが大きいことに変わりありません。
これらの悩みを少しでも解決するには、どのような方法があるのでしょうか。
一例を考えてみましょう。

悩みの体験談1に関して

子供が生まれると、自治体から児童手当が支給されます。
まずは、この児童手当を、子供名義の貯金通帳に貯金していくことから始めてみてはいかがでしょうか。
児童手当は、親名義の銀行口座に振り込まれるので、そのままにしておくと別の引き落とし資金に充当されてしまうことがあります。
手当が支給されたら、別の口座へ移すようにすると、支給が終了する中学3年生までにかなりの金額を貯めることができます。
なお、児童手当を受け取るには、市役所での手続きが必要です。
また、所得制限もあります(特例給付制度あり)ので、窓口で確認してください。

悩みの体験談2に関して

この場合は、夫に飲み会の回数を減らしてもらうのは難しいと思われます。
1回あたりの飲み代を少しでも減らしてもらうようお願いする方が、夫も受け入れやすいのではないでしょうか。
具体的な金額(1回の飲み代×回数=月の飲み代)と、家計の具体的な収支を夫に話して、理解してもらえるよう話してみてはいかがですか。
この時、できるだけ穏やかに話すのが大切です。
感情が高まって、売り言葉に買い言葉になってしまうと、逆効果です。

悩みの体験談3に関して

この場合も、体験談1と同じように児童手当の貯金だけは欠かさずに行いましょう。
今すぐ収入を増やすのはなかなか難しい状況ですが、できる限りのことを実行するのが大切です。
水道光熱費の節約の他に、スーパーの買い出し回数を減らす、食材を使いきるまで買い出しに行かない、値打ちな代替食材で調理できるようレシピサイトなどをチェックする、など、毎日の調理で工夫できることがありますので、できることから始めてみましょう。

最後に

稼ぎが少ないと感じる要因は、人それぞれですが、厳しい状況を打破して生活していく方法も十人十色です。
さまざまな方法を模索しながら、自分が取り組みやすいやり方を見つけ、少しでもお金の悩みが少なくなるよう試してみて下さい。