なぜ、保険の見直しが必要なのか?

民間の保険に加入していない人はいないと思いますが、いったん加入すると、そのまま続けているだけで特に何もしていない、という方もいるのではないでしょうか。
しかし、保険は、いったん加入したらそれで終わりではなく、時々見直す必要があります。面倒くさいかもしれませんが、とても大切なことなのです。

保険はいざというときに備えるもの。病気やケガなど人生には非常事態がつきものです。そのようなときに、「自分に合った保険に入っておけばよかった」「万が一の時の備えなのに保障が全然足りない」といったことになったら、後悔してもしきれません。

「保険は一生のうち家の次に高い買い物」と言われますが、どういうことか分かりますか?
とある調査によると、ひと世帯で払っている生命保険料の平均は年間だいたい38万円とのことですが、30年間こういう保険に入り続けると、トータルで1100万円を超えるお金を支払うことになります。決して小さな買い物ではないですよね。

加入すべき保険の内容、見直すべき内容は、ひとそれぞれで同じではありません。家族がいるか、実家暮らしの独身か、それとも一人暮らしか、それぞれのライフスタイルや健康への意識、あるいは健康状態は千差万別です。

それに自分の人生の状況も変わっていくので、昔加入した保険が今もベストとは限らないですし、医療の進歩によって、保障される内容も今と昔では大きく違っています。

こういった様々なことを考えて、今加入している保険がベストかどうかをチェックする必要があるのです。チェックしてみればもしかすると今のままでOKかもしれませんし、見直した方がよければ、見直しをかけることが大切です。

以上が保険の見直しが必要な理由です。

保険を見直すタイミングについて

保険はどんなタイミングで見直せばよいのでしょうか?
保険料が安いか高いか、ではなく、内容をしっかり理解して、吟味して判断しないと、あとで後悔することになってしまいます。解約して入りなおしたら、解約することで損することもあるからです。掛け捨てか、積み立て型かによっても、話が違ってくることにも注意が必要です。

そこで保険を見直すタイミングについて、考えていきたいと思います。

保険の見直しの一つのきっかけは、人生における環境の変化です。環境の変化、つまりライフイベントの到来です。

ライフイベントは経済的にも色々と変わるタイミングであり、収入と支出のバランスが変化します。だからこそ、保険を見直すきっかけとしてよいと考えられます。

では実際にどんなタイミングで見直すのがよいのか、少し見ていきましょう。

結婚したとき

結婚は保険の見直しや、保険への加入を検討すべきタイミングです。
結婚すると、家族が増えます。夫婦だけの場合もあれば、子供が生まれることもあるので、備えるべきリスクが独身の時とは違います。
子供を持つかどうかによっても違ってきますが、入院や手術に必要な治療費、万が一重度障碍者になったり死亡したりした場合は、家族の生活費と、治療費、場合によっては葬儀費用などが必要になります。保険はこういうときの備えなのです。一人暮らしの時は考えなくてよかったことでも、家族を持つと、もしもの場合に家族に経済的な不自由をさせないためにも経済的な備えが欠かせません。

今加入している保険の内容をまずチェックすることが必要です。結婚を機に加入する前にこれを見ておかないと、重複したものに入ってしまうのは無駄です。独身時代に親が欠けてくれていた保険があるかもしれません。自分が保険の勧誘員に頼まれてあまり深く考えずに加入したものが残っていることもあるでしょう。

これらを続けるかどうするかは、結婚後のライフスタイルに合うかどうか、予想されるリスクに対応できるかどうかをよく考えて判断しましょう。もちろんパートナーが加入している保険についても、できるならチェックしておくといいと思います。お互いにどこまで備えているかを知っておくことは大切なことですから。

子供が生まれたとき

子供が生まれると、守るべきものが一人増えることになりますので、夫婦の責任は大変に重くなりますね。子育てをして、教育をして、一人前の大人に育てて社会に送り出さなければなりません。

愛する我が子のためにどのような保険に加入することにするかを考えなければなりません。まず子供の医療保険です。子供はよく病気をしますし、ケガもします。小さいうちはやんちゃもしますので、相手にけがをさせることもあり得ます。

大学まで行かせるとなると教育費がかかります。生まれた時からコツコツ貯めていくことで、高校や大学の学費の大部分をカバーすることができます。そのときに備えるのが学資保険です。

自分自身が病気やけがで働けなくなったり、勤め先の倒産などで職を失う可能性もあります。こういったリスクに備えるのが収入保障保険です。こういった保険への加入を検討するのも子供が生まれたことがきっかけになります。

住宅ローンを組んだとき

一生のうちで一番大きな買い物である住宅購入。ほとんどの方は長期の受託ローンを組むことになると思います。住宅を購入するときに加入を検討するのが、まずは火災保険、地震保険などでしょうか。自然災害が多い日本では、洪水や地震で大切な住まいが大きな被害を受けることがあり得ます。いったん被害を受けると被害額は甚大で、復旧には長い時間とたくさんの費用が掛かります。こうしたリスクに備える保険への加入が検討されるでしょう。
住宅ローンは長期間にわたりますので、その間、病気やケガで働けなくなる、家族の介護で仕事をやめなければならない、といった理由で、定期的な収入が途切れるリスクに備える必要があります。このようなときに強い味方になる収入保障保険への加入も検討されるでしょう。

転職したとき

収入という点でもう一つ大きな転機になるライフイベントは、転職ではないでしょうか。収入が増える方向になればいいですが、ガクッと落ち込む場合も珍しくありません。支出を絞り込む必要に迫られたら、保険を見直すタイミングです。

こうした場合は、今加入している保険の無駄をチェックしたり、必要最小限に絞り込む見直しが必要になります。見直しの必要に迫られて見直してみると、案外無駄が見つかるものです。生命保険を大手保険会社からネット専業の保険会社や共済保険に変えるだけで月額数千円が節約できることもありますし、自動車保険が高いなら、思い切って自動車そのものを軽自動車に変えてみるとか、補償範囲を見直すことで保険料がガクッと下がるとか、見直す余地は案外あるものです。転職という収入をシビアに考えるタイミングが、保険を見直す一つの大きなきっかけになります。

お金がない人ほど保険の見直しが必要?

経済的な理由で支出を見直す必要に迫られた人、もともと収入が少ない人などは、保険を見直すことで、出費が減り、生活が楽になることがあります。ライフスタイルにもよりますが、人生の中で、しょっちゅう保険を申請するような出来事があるわけでもありません。大手保険会社の営業の方にすすめられた、友人の付き合いで加入した、といったケースはよくあることですが、意外と使う場面はないものです。

最近は、同じ補償額、補償範囲でも、ネット専業の保険会社や、都道府県共済、あるいはYahoo!や楽天などネットショップなどを運営する企業が保険商品を提供している場合もあり、加入すると、加入時点だけじゃなく、毎月の保険料支払いにもポイント還元を受けられたりするので、一般的な保険に入るよりも、とてもお得になることがあります。

お金がない人ほど、こうした商品にも目を配って、いかにお得に、安く、良い内容で保険に加入するかを考えたほうが良いと思います。

保険を見直すことで月額どのぐらい安くなるのか?

保険を見直すことで、いったい月額どのくらい安くなるか。
これは加入している保険の内容や、月々の保険料によっても違ってきますので、一概にはいえませんが、自分自身でも簡単に比較できる方法があります。

保険会社のウェブサイトをチェックしてみれば、保険加入の条件を入力すると、保険料がいくら安くなるか、結果いくらになるかをシミュレーションできるツールが提供されていることが多いので、そういったものを活用して自分自身で比較するのもよい方法です。たとえばライフネット生命のウェブサイトでは、本当に簡単に保険料の試算ができます。簡単な条件でしか試算できませんが、シンプルな保険商品でいい、と割り切って加入する方には、とても便利で分かりやすいと思います。

いわゆる比較サイトなどを使うと、複数の保険会社から見積もりを取ることができます。見積もりを依頼すると、同時に三つ、四つの保険会社から、共通の条件で、保険料がいくらになるか回答をもらえるのでとても便利です。それから意外と忘れがちなことですが、見積もりを取ることで、何千円分かのポイントをもらえることもあります。これはポイントサイトなどを経由して見積もりを取ると、高い単価でポイントが還元されるというサービスなのですが、見積もりを取るのも案外馬鹿にできません。成約するとさらにポイントをもらえることもあり、とてもお得です。

時間の都合がつくのなら、お住まいの街に、保険商品を比較できる窓口があれば、そこを訪問すれば、直接保険の専門家からアドバイスを受けられますし、どの保険がいくらになるのかをその場で見積もってもらえます。こうしたサービスを上手に利用するとよいでしょう。

保険を見直すことで、数千円、場合によっては万単位で保険料が安くなることもあります。ぜひ一度自分が加入している保険商品を見つめなおし、何がベストなのか、考えてみてくださいね。将来に備えるだけじゃなく、当面の家計も少しでも楽になるよう、知恵を絞ることで、きっと良い結果が見えてくると思います。